少し前に行っていた作業なのですが、花粉症が酷くアップする元気がなかったので持ち越していたエントリです。
私のMacBook AirはMid 2011 13inchのベースモデルなのでの内蔵SSDは128GBです。
現状では足りていますが、iTunesのライブラリを入れるほどの容量が空いておらずあくまでサブ機としての用途に限定しています。
SSDの容量も480GBクラスが積めれば便利ですが、選択肢はOWC製しかなく10万円以上です。
これではMacBook Air 11inchがもう一台買えるほどの価格になってしまいます。
同社のSATA6Gタイプだと、240GBでも5万円以上とこちらも容量の増加が少ない割に決して安くはありません。

そこで私が入手したのはこの商品。
Apple純正の256GB中古品です。
Mid 2011のMacBook Airにはは東芝製orサムソンのSSDが内蔵されていますが
東芝 :Read 220MB/sec, Write 180MB/sec
サムソン :Read 260MB/sec, Write 220MB/sec
とサムソン製の方が高速と言われています。
恐らく速度向上は体感はできないでしょうが、性能アップと容量の増加を見込めるサムソンの256GBをヤフオクで落札しました。
怪しげなシールが貼ってますし、使用期間僅かと書かれてましたが価格は15,800円でした。

SSDにはMacBook Air開腹用のドライバーも付属していました。
上が裏蓋用のペンタローブ、下がSSD固定用のトルクスになっています。
オマケの割には精度も良く、ネジ山をなめてしまうようなことはありませんでした。

予め内蔵SSDからのバックアップをTimeMachineで外付けHDに取っておきます。
後先考えない性格なので写真にはすでに外したネジが写っていますがw

ペンタグローブを使ってMacBook Airの裏蓋を固定しているネジを全て外します。
ネジの構成はMacBook Proに似ていますが、ボディーの薄さに合わせて短めのネジとなっています。

MacBook Airの中身はバラシ記事などで見ていましたが、整然としていて実に美しいものです。
薄いボディーの大半がバッテリーセルで占められているのがわかります。

SSDはソケットと反対側をT6のトルクス1個にてネジ止めされています。

ソケット部分は端子も小さく脱着も簡単です。

サムソンのSSDに換装しネジを止め直します(中古のためか印字がかすれて汚いですね)。
後は裏蓋を戻せばお終いとMacBook Proのストレージ交換より簡単です。

新しいSSDにシステムを復元する作業に入ります。
まずはコマンド+Rを押して起動。

Mac OS ?ユーティリティーが立ち上がりますので、まずはディスクユーティリティーからSSDを初期化。

Apple純正品のため251GB APPLE SSD...と表記されています。

続けて先ほどバックアップを取ったHDDからTimeMachineを使って復元。

バックアップの内容を選んで

バックアップボリュームを選択

USBの外付けだったので、それなりに時間はかかりましたがWi-Fi経由よりは速いものと思われます。

データを移していないので中身がスカスカですが、無事251GBを認識しています。
MacBook Airの内蔵SSDの交換は工具さえあれば実に簡単な作業でした。
市場に出回るSSDの選択肢がもう少し増えて価格も下がれば便利になると思います。
今回は中古とはいえ、AppleのCTOで+\26,564のストレージが安価に入手でき、元のSSDも余ってますので良い買い物かと思います。
ちなみに同じSSDは新品の場合¥ 27,500(4/27現在)でVintageComputerさんで売られていました。
余った128GBのSSDの活用法は予想は付くと思いますが、別途考えています。
Amazonでは取り外したケース付きで出ていますが、こちらの方が良いかもですね。
Hatti
コメントありがとうございます。
お役に立てたなら何よりです。
MBAやMAP RetinaはSSDの交換は慣れれば本当に10分で済みますね。
CPUやメモリは弄れない仕様になっている筈なのでその辺りは謎です。
SSDの価格も安くなってきている訳ですが、最近のApple製品は独自規格なのが不便な所です。
仰る通りこの程度ならPC知識の全くない方でも可能でしょうね。